2013年11月12日火曜日

『天国から届いた旦那からの手紙』



彼女の旦那さんは辛く激しい闘病生活の末、その短い生涯を閉じました。それから五年後、彼女のもとへと一通の手紙が届けられました。それは先立った愛しい旦那からの手紙でした。


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旦那が激しい闘病生活の末、若くして亡くなって五年後、こんな手紙が届きました。

どうやら死期が迫ったころ、未来のわたしに向けて書いたものみたいです。



以下全文



Dear 未来の○○

元気ですか?大好きな仕事はうまくいってますか?きっと○○だもん、今でも凄い人気者なんだろうなあ。嫉妬しちゃうよ。

早速だけど、俺はもう長くないみたい。仕事柄、なんとなく自分の体のことはわかるんだ。薬もだいぶ変わったしね。

だから、○○に最後の手紙を書くことにしました。

もう今頃新しいかっこいい旦那さんが出来てるかな? (笑)

いいんだよ、俺に遠慮しないで幸せになってよ。○○は誰かを幸せにできる才能を持ってる。その才能を持った責任を負わなきゃいけないんだ。

○○が幸せになるところ、きちんと見守ってるからね。俺は大丈夫。向こうで可愛い女の子見つけて恋するもんね! (笑)

そして○○は沢山子供を作ってステキな家庭を作るの。○○の子供だもん、きっとかっこいいんだろうなあ~

俺生まれ変われたら○○の子供になっちゃおうかな (笑)

生まれ変わりの順番待ちがあったら割り込んじゃうもんね!おやじ発想だな。

でもね、一つだけお願いがあります。







どうか俺のことを忘れないで。どんなに幸せになっても、一年に何回かでいいから思い出して。

俺はもうお父さんもお母さんもいないから、、○○が忘れたらもうこの世界に俺はいなくなっちゃう。それだけが怖いんだ。

何回かというのはね、

付き合い始めた日、幕張のレストランに海。

一緒に行った夏の北海道、あの時買ったペアリングはずっと今でもつけてるよ。お棺にいれないでね、○○が持ってて。

結婚記念日は○○酔いつぶれてたし、いいや (笑)

そして俺の命日。多分○○のことを思いながら幸せに眠るんだろな。

この三つが俺の思い出ランキングトップです!だから年三回でいいから思い出してね。お願いね。

○○が思い出してくれるとき、きっと俺はその瞬間だけこの世界に生き返れるんだ。

最後までわがままだね (笑) ごめんなさい。

未来に向けて書くつもりが、なんかよくわかんなくなっちゃった。だって○○の未来は輝いてて、眩しくて、全然見えませんよ!

さて、レントゲンに呼ばれたのでこれで終わりにします。時間かけて書くと長くなりそうなので、思いつきで書いたこの手紙で一発終了。

○○、今までありがとう。悲しい思いをしてしまったらごめんなさい。

おまえと過ごした俺の人生、おまえと作った俺の人生。幸せ過ぎてお腹いっぱいです。もう悔いはないよ。

○○の幸せをずっとずっと見守ってます。

未来の○○の笑顔を思いながら

△△より

ps.ご飯はちゃんと食べるんだよ



最後まで注文ばっかだね全く

わたしはまだ一人だよ

でも幸せだ この手紙をみて改めて実感した

わたし頑張るから、ずっと見ていてほしい

ありがとう




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